技術の保護と育成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 07:30 UTC 版)
昭和48年(1973年)、愛知川町(当時)の教育委員会に対し、ある新聞記者から「びんてまりという貴重なものについては、保存活動をしてはどうか」と話があった。青木ひろが死去してまもなくのことで、夫の青木甚七の協力を得て、技術の復原にとりかかった。町民有志を対象に講習会が実施され、その受講生を母体に「伝承芸能愛知川びん細工てまり保存会」が結成され、現在に至っている。保存会の会員は町民に限られているため、平成10年(1998年)には町外向けの製作体験教室(ふるさと体験塾)が愛知川町観光協会のサポートにより開催され、現在も毎年の恒例行事となっている。平成11年(1999年)には意匠登録(第1047407号)を出願し、認可された。平成12年(2000年)には近江鉄道本線愛知川駅に設置された観光案内所るーぶる愛知川でびん細工手まりの販売が開始され、びんてまりの調査研究および展示のための施設として愛知川びんてまりの館が開館した。
※この「技術の保護と育成」の解説は、「びん細工手まり」の解説の一部です。
「技術の保護と育成」を含む「びん細工手まり」の記事については、「びん細工手まり」の概要を参照ください。
- 技術の保護と育成のページへのリンク