打上げ延期の中止とスケジュールの修正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 05:02 UTC 版)
「アルファ磁気分光器」の記事における「打上げ延期の中止とスケジュールの修正」の解説
AMS-02はスペース・シャトルの飛行計画が明らかにされなかったことにより、数年の間打上げられるのかどうかも分からない状態に置かれていた。2003年のコロンビア号事故の後、NASAはシャトルの飛行回数を減らし、残った機体を2010年までに退役させることを決定した。多くの飛行が当初の計画からキャンセルされ、AMS-02もその例外ではなかった。2006年にNASAはAMS-02をステーションに運ぶためのいくつかの代替案を検討したが、そのすべては費用がかかりすぎて実行できないことが明らかにされた。 2008年5月、シャトルの飛行を追加して2010年か2011年にAMS-02をISSに設置する予算案が提出された。議案は2008年7月11日に下院本会議を通過した後、上院の商業・科学・運輸委員会に送られ、そこでも承認された。一部を修正された後、同年9月25日に再度上院本会議を通過し、9月27日に下院で可決された。10月15日、ブッシュ大統領が同案に署名し、NASAはシャトルを退役させる前に追加の飛行を行うことが許可された。2009年1月、NASAはAMS-02のシャトルへの搭載飛行予定を修正。最終的には、2011年5月のSTS-134で打ち上げられた。
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