手術前日に行うこと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:39 UTC 版)
呼吸器関係のケア まず第一に禁煙を行う。これにより無気肺を予防する効果が期待できる。また38度以上の発熱がある場合は感冒でも手術は中止となる。また腹式呼吸ができないと喀痰排出などでも不都合が生じるため呼吸訓練が必要である。 排尿訓練 臥位で排尿できればよい。 一般処置 術後はしばらく入浴できなくなる。また衛生上の観点から入浴や剃毛をする。 消化器のケア 腸内容の停滞は術野を狭くし手術を困難にする。また、開腹手術では麻痺性イレウスになるため、腸内容が多いとガスが産出されやすくなり症状を悪化させるおそれがある。よって下剤投与や浣腸を行うことがある。なお、消化管通過障害がある場合は減圧、胃洗浄を行うこともある。また大腸手術では腸内容による汚染が予測されるため低残渣食、腸管内殺菌薬の内服投与を行う。 栄養管理 高カロリー輸液、糖尿病コントロール、ステロイド投与などがあるばあいは専門医と相談する。 麻酔科の回診
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