手術室への入室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:03 UTC 版)
手術を行うための部屋を手術室と言う。なお手術室のことをアメリカ英語で operating room と呼ぶことから、その省略形であるOR(オー・アール)、あるいは、日本語との混交で「オペ室」と呼ぶ場合がある。また、ドイツ語の Operationssaal を省略して「ザール」と呼ぶ場合もある。 欧米の病院では、一般に、それぞれの診療科に手術室のセクションがある。日本の病院では、一般に、手術室は中央集中型であり中央手術部として一カ所にまとめられている。 手術室を含む手術エリアは清潔区域のため、入室する際は外来菌をなるべく少なくする目的から、スタッフは術衣に着替え、靴を履き替え、帽子とサージカルマスクを着用する。術衣の色は術野の赤色ばかりを見て色残像が生じることを考慮して一般に「緑」ないしは「青」がほとんどである。 患者は病棟のストレッチャー(担架)から手術室内のストレッチャーへ移し変えられる。症状によっては歩行で入室可能な場合もある。
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