戦功十字章とドイツ十字章銀章
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 17:00 UTC 版)
「制服 (ナチス親衛隊)」の記事における「戦功十字章とドイツ十字章銀章」の解説
戦功十字章は間接戦闘あるいは後方の功績による勲章である。剣付きと剣無しがあり、前者は戦闘での功績、後者は非戦闘での功績によって授与された。具体的には警察任務、強制収容所任務、捕虜取り扱い任務などであり、必然的にSS隊員がよく受章する勲章となった。剣付も剣無しも等級があり、メダル、2級、1級、騎士章、黄金騎士章があった。戦功十字章の体系外であるが、ドイツ十字章銀章が一級戦功十字章と騎士戦功十字章の中間に位置する勲章として存在していた。鉄十字章と同様に2級と騎士章にリボンがあり、リボンは国家色の黒白赤を基調としてデザインされている。鉄十字章のリボンは中心が赤だが、戦功十字章のリボンは黒が中心となっている。鉄十字章と同様に2級はリボンを前合わせの第2ボタンホールから斜めに佩用し、1級はリボンがなく左胸に佩用、騎士章はリボンを使って襟元に佩用した。また、既に一級鉄十字章を授章している際は、例外として右胸に一級戦功十字章を佩用することがあるが、ドイツ十字章が右胸に付けられている場合は一級鉄十字章の下に佩用される事が多かった。 21.剣無し一級戦功十字章、22.剣付き一級戦功十字章、23.戦功十字章メダル、24.剣無し二級戦功十字章、25.剣付き二級戦功十字章、26.剣付き二級戦功十字章の裏側 首許に剣付戦功十字章騎士章(ハンス・ユットナーSS大将) 右胸ポケットにドイツ十字章銀章。左胸ポケットに馬術徽章と剣付一級戦功十字章(フランツ・ツィライスSS大佐)
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