成長期から衰退へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/26 09:37 UTC 版)
エンジンを自社で製造し、フレームなどの部品は他社に発注して自社製エンジンと組み合わせてオートバイを完成させるアッセンブリメーカーで、500坪の敷地の工場で月産150台程度の規模だった。 また完成したオートバイだけでなく、エンジン単体もオリンパスエンジンとして伊藤機関工業(IMC)などの他のアッセンブリメーカーに供給した。 1959年発売の4サイクル250ccのオリンパス・マックスは、ドイツのNSUのオートバイを参考にした信頼性の高いモデルだった。 その一方で2サイクル水平対向2気筒エンジンのオリンパス・クラウンや2サイクル並列2気筒のスーパーツインといった画期的なメカニズムの車種を生み出した。 しかし、これらの新機軸を持つモデルを技術的に熟成される前に市場に出してしまったために発売後に様々な欠陥が見つかり、クレームと返品が続出したことが結果的に片山産業が衰退するきっかけとなった。
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