成立の沿革とは? わかりやすく解説

成立の沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 16:46 UTC 版)

白浪物」の記事における「成立の沿革」の解説

ペリー来航から日も浅い嘉永末年江戸は、屋台骨揺らぎ始めた幕府のもと、雄藩藩士郷士日夜気ぜわしく道を行き交う騒然とした世相にあった政情先行き不透明ななか、人斬り浪人横行するうになる江戸治安乱れはじめ、庶民の不安は募るばかりだった。 そんななか講釈師二代目松林伯圓がつとめる盗賊主人公にした講談人気集めるようになる。これに目をつけた二代目河竹新七(のちの黙阿弥)は、盟友四代目市川小團次のためにこれらの講談次々脚色して歌舞伎化した。これが白浪物興りである。 安政年間から新七は実に次から次へ白浪物書き連ね、それを小團次が次から次へ演出し舞台で主役つとめたので、前者は「白浪作者」、後者は「白浪役者」と呼ばれるようになった。小團次にいたっては「白浪役者」がさらに転じて泥棒小團次」とまで呼ばれるようになり、この人聞きの悪いあだ名にはさすがの小團次も閉口したという。

※この「成立の沿革」の解説は、「白浪物」の解説の一部です。
「成立の沿革」を含む「白浪物」の記事については、「白浪物」の概要を参照ください。

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