千鳥町駅 (東京都)とは? わかりやすく解説

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千鳥町駅 (東京都)

(慶大グラウンド前駅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/22 07:06 UTC 版)

千鳥町駅
駅舎(五反田方面、2021年8月)
ちどりちょう
Chidorichō
IK11 久が原 (0.9 km)
(1.1 km) 池上 IK13
所在地 東京都大田区千鳥一丁目20-1
駅番号 IK12
所属事業者 東急電鉄
所属路線 池上線
キロ程 8.0 km(五反田起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[東急 1]15,216人/日
-2024年-
開業年月日 1926年大正15年)8月6日[1]
テンプレートを表示
駅舎(蒲田方面)
ホーム(2021年8月)
駅名標交換前の五反田方面駅舎(2005年6月)

千鳥町駅(ちどりちょうえき)は、東京都大田区千鳥一丁目にある、東急電鉄池上線である。駅番号IK12

歴史

年表

駅名の由来

池上徳持寺町地図(1932年)

開設当時の駅名である「慶大グラウンド」とは、東京府荏原郡矢口村(現・大田区千鳥二丁目)付近にあった慶應義塾大学新田運動場(野球場を併設)のことで、運動場の最寄駅として新設されたのが由来。開設当初は東京六大学野球などが開催された場合のみ営業した臨時駅であったが、後に正式な駅へ昇格した。なお、運動場跡地は同潤会へ売却された[3]

現駅名の「千鳥町」は、改称された当時の地名(東京市大森区調布千鳥町)に由来する。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。以前は池上線では唯一の跨線橋を備える駅であったが[4]、下り線ホーム側に駅舎・改札(有人通路無し)が増設された際に跨線橋が撤去された結果、上下線で駅舎・改札が別となり、改札内でのホーム間移動は不可能となった。

当初は構内踏切で繋がっていたが、ホームが曲線上にあり安全性に問題があったことから、跨線橋としたものであった[5]

2025年3月26日より、木材を活用した駅リニューアル工事「木になるリニューアル」が行われる予定(2026年秋頃竣工予定)。[2]当駅のリニューアルでは、多摩地区で生産された木材(多摩産材)のほかに秋田県で生産される木材(あきた材)も使用され、ホーム側壁の一部には秋田県の伝統技術を活かしたアートウォールも設置する予定である。

サービスマネジャー導入駅のため蒲田駅から遠隔監視している。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 池上線 下り 蒲田方面[6]
2 上り 雪が谷大塚旗の台五反田方面[7]

利用状況

2024年度(令和6年度)の1日平均乗降人員15,216人である[東急 1]

近年の1日平均乗降乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[8]
年度 1日平均
乗降人員[9]
1日平均
乗車人員[10]
出典
1990年(平成02年) 6,159 [* 1]
1991年(平成03年) 6,087 [* 2]
1992年(平成04年) 5,962 [* 3]
1993年(平成05年) 5,910 [* 4]
1994年(平成06年) 5,477 [* 5]
1995年(平成07年) 5,404 [* 6]
1996年(平成08年) 5,258 [* 7]
1997年(平成09年) 5,219 [* 8]
1998年(平成10年) 4,907 [* 9]
1999年(平成11年) 4,902 [* 10]
2000年(平成12年) 5,071 [* 11]
2001年(平成13年) 5,318 [* 12]
2002年(平成14年) [11]11,428 5,258 [* 13]
2003年(平成15年) [11]11,740 5,484 [* 14]
2004年(平成16年) 11,238 5,773 [* 15]
2005年(平成17年) 12,077 6,160 [* 16]
2006年(平成18年) 12,700 6,485 [* 17]
2007年(平成19年) 13,109 6,672 [* 18]
2008年(平成20年) 13,700 6,952 [* 19]
2009年(平成21年) 13,758 6,970 [* 20]
2010年(平成22年) 13,902 7,252 [* 21]
2011年(平成23年) 14,012 7,104 [* 22]
2012年(平成24年) 14,392 7,296 [* 23]
2013年(平成25年) 14,895 7,551 [* 24]
2014年(平成26年) 15,021 7,603 [* 25]
2015年(平成27年) 15,365 7,776 [* 26]
2016年(平成28年) 15,682 7,923 [* 27]
2017年(平成29年) 16,130 8,145 [* 28]
2018年(平成30年) 16,483 8,321 [* 29]
2019年(令和元年) 16,646 8,396 [* 30]
2020年(令和02年) [東急 2]12,216
2021年(令和03年) [東急 3]12,947
2022年(令和04年) [東急 4]13,955
2023年(令和05年) [東急 5]14,744
2024年(令和06年) [東急 1]15,216

駅周辺

隣の駅

東急電鉄
池上線
久が原駅 (IK11) - 千鳥町駅 (IK12) - 池上駅 (IK13)

脚注

出典

  1. ^ a b c d 東急の駅、p.125。
  2. ^ a b 池上線千鳥町駅“木になるリニューアル”が始まります!”. 東急電鉄株式会社. 2025年3月18日閲覧。
  3. ^ 第86回─三田評論 2014年1月号 新田運動場
  4. ^ 千鳥町駅。跨線橋撤去前の当駅(東急電鉄ホームページ・インターネットアーカイブ)。
  5. ^ 大正出版『回想の東京急行1』p.142。
  6. ^ 池上線標準時刻表 千鳥町駅 蒲田方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  7. ^ 池上線標準時刻表 千鳥町駅 五反田方面”. 東急電鉄. 2023年3月18日閲覧。
  8. ^ 大田区政ファイル - 大田区
  9. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  10. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  11. ^ a b 村上潤(東京急行電鉄鉄道事業本部運転車両部運転課)「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル』第54巻第7号(通巻749号)、電気車研究会、2004年7月10日、28頁、ISSN 0040-4047 
東京都統計年鑑
東急電鉄の1日平均利用客数
  1. ^ a b c 東急電鉄株式会社. “2024年度乗降人員 |東急電鉄”. 2025年5月21日閲覧。
  2. ^ 東急電鉄株式会社. “2020年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ 東急電鉄株式会社. “2021年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ 東急電鉄株式会社. “2022年度乗降人員 |東急電鉄”. 2023年6月17日閲覧。
  5. ^ 東急電鉄株式会社. “2023年度乗降人員 |東急電鉄”. 2024年6月8日閲覧。

参考文献

  • 慶應義塾 『慶應義塾百年史』 中巻(後) 1964年
  • 宮田道一『東急の駅 今昔・昭和の面影』JTBパブリッシング、2008年9月1日。 ISBN 9784533071669 

関連項目

外部リンク




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