情報セキュリティアドミニストレータ試験との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 19:57 UTC 版)
「情報セキュリティマネジメント試験」の記事における「情報セキュリティアドミニストレータ試験との違い」の解説
本試験(セキュマネ)は平成20年度(2008年度)秋期まで実施されていた、利用者側のセキュリティ知識・技能を認定する情報セキュリティアドミニストレータ試験(情報セキュアド)の簡易版の後継資格と捉えられることがあるが本試験が一般利用者向けであるのに対し、情報セキュアドは午前・午後ともに情報セキュリティスペシャリスト試験(情報セキュスペ)に統合した専門家向けの資格である。そのため、セキュマネの難易度は情報セキュアドと比較すると範囲も異なり大幅に簡易である。セキュマネは一般的なIT利用者が中長期にわたり学習することなく知りえる常識的な出題がベースとなっており、ある程度の学習量が必要な基本情報技術者試験、初級システムアドミニストレータ試験(初級シスアド)のセキュリティ分野の出題を追加し組み合わせた内容となっている。そのため開始が決定された際にITSSレベル1とレベル2の中間の位置づけとなると予告されている。そのため、基本情報技術者試験か初級シスアドの合格者なら難なく解答できる出題が多い。全日本情報学習振興協会で実施している情報セキュリティ管理士認定試験と難易度的にも位置付けも近く設定されている。情報セキュアドは午後科目の解答形式が記述式であり、午後Iおよび午後IIに分かれていた。また、合格するためには午前、午後I、午後IIの3科目すべてで基準点以上を獲得する必要があった。 セキュマネは午前も午後もマークシート形式である。午後は1科目のみである。情報セキュアドに存在した午前、午後Ⅰ、午後IIは実質、情報セキュスペに後継している。 情報セキュアドは年1回、秋期のみの実施だったが、セキュスペ、セキュマネは共に基本情報技術者試験などと同じ年2回の実施である。
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