悪魔祓いの規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/28 02:36 UTC 版)
「カトリック教会のエクソシスム」の記事における「悪魔祓いの規則」の解説
悪魔祓いの正式な規則は『ローマ典礼儀礼書』に記されている。 どのような場合であっても、エクソシストは訪れてきた依頼者が悪魔に憑かれているのか、妄想をいだいているだけなのかを見極めなければならない。依頼者が病気、特に精神性の疾患でないかを注意深く検討しなければならない。 任務を引き受ける司祭は、清廉潔白な生活を送り、思慮深く、謙虚であるべき。特に重要なのは祈祷と断食。 悪魔祓いは、教会の規定に則って行なわなければならない。(迷信じみた儀式は避けるべき) 憑依された者に、祈祷、断食、告解、聖体拝領による悪魔祓いをしたいという気持ちを起こさせなくてはならない。(依頼者にその能力がある場合) 悪魔祓いは、礼拝堂、教会、教会内の礼拝用の小部屋で、十字架とマリア像を備え、可能であるならば少人数で行なわれるべき。家族や友人、霊的指導者などが儀式に参加することは、エクソシストが力を得るうえで重要なことである。 儀式は聖水の散布によってはじまり、悪魔に憑かれた者は苦しみだす。エクソシストは、その者に十字架を掲げる。悪魔の排除が1度で達成されない場合、必要であるならば儀式を何度か繰り返し行なわなければならない。 エクソシストは、カソック、サープリス、紫色の頸垂帯を着用。
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