恵帝 (西晋)とは? わかりやすく解説

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恵帝 (西晋)

(恵帝 (晋) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/15 02:16 UTC 版)

恵帝(けいてい)は、西晋の第2代皇帝。諱は。武帝(司馬炎)の次男。母は楊艶。無能な人物として有名であり、後世の史家王夫之からは「歴代の皇帝の中でも匹敵するものがない愚か者で、馬鹿すぎて国を潰した」[1]と評された。その治世には各地の諸王による八王の乱と呼ばれる権力闘争が相次ぎ、恵帝自身もこの乱に翻弄され続け、最終的には政争の中で不審死した。


  1. ^ 王夫之『読通鑑論』巻12より。原文では「惠帝之愚,古今無匹,國因以亡。(恵帝の愚は古今匹無し、国因って以て亡ぶ。)」
  2. ^ a b c d e 川本『中国の歴史、中華の崩壊と拡大、魏晋南北朝』、P54
  3. ^ a b c 千田豊 2019, p. 37.
  4. ^ a b c d 川本『中国の歴史、中華の崩壊と拡大、魏晋南北朝』、P57
  5. ^ a b c 三崎『五胡十六国、中国史上の民族大移動』、P47
  6. ^ a b c d e f g h i 三崎『五胡十六国、中国史上の民族大移動』、P48
  7. ^ a b c 川本『中国の歴史、中華の崩壊と拡大、魏晋南北朝』、P58
  8. ^ a b 千田豊 2019, p. 43.
  9. ^ alt.usage.english FAQ quoting Gregory Titelman, Random House Dictionary of Popular Proverbs & Sayings, 1996, who in turn cites Zhu Muzhi, head of the Chinese Human Rights Study Society
  10. ^ 福原啓郎『魏晋政治社会史研究』京都大学学術出版会、2012年 P218-219・246-247
  11. ^ 王『読通鑑論』巻12
  12. ^ 田中芳樹『中国武将列伝』〈上〉 中央公論新社(中公文庫)、1999


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