後年のオネゲル作品との共通点と関連
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「弦楽四重奏曲第1番 (オネゲル)」の記事における「後年のオネゲル作品との共通点と関連」の解説
この四重奏曲は、1912年のヴァイオリンソナタ(第0番)H.3に続き大規模な室内楽曲としては二作目のものであり、語法には歌曲「4つの詩」H.7 (1914-1916)との共通点がみられる。25歳の作曲家との親近性を感じさせる作品には、50代前半の1945年から1946年に書かれた交響曲第3番も含まれる。本作は、同時期の作品である交響詩「ニガモンの歌」H.16 (1917)の性格も思い起こさせる。 この四重奏曲は、いくつかの後年の作品と関連を持っている。曲を締めくくる二度と六度を付加した長三和音は「復活祭の賛歌」H.18 (1922)の終曲にも用いられており、第一楽章第一稿の素材の一部は1950年から1951年に書かれた「古風な組曲」ホ短調 H.203の「パントマイム」に再利用された。
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