影響分析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 05:34 UTC 版)
詳細は「ディザスタリカバリ#ITサービス継続性」を参照 影響分析(事業影響分析、BIA)は利害関係者、法律、契約等を鑑み、災害が業務にどのような影響を与えるのかを分析する行為をさす。 影響分析は、各重要機能のための復旧要求に帰着する。復旧要求は下記の情報から成る。 重要機能の復旧のための事業要求 重要機能の復旧のための技術要求 事業への影響を数値的に定義するために以下の指標を用いる RPO(Recovery Point Objective、目標復旧時点) - 災害発生の何時間前の状態に戻せるか。バックアップを取る頻度の目安となる RTO(Recovery Time Objective、目標復旧時間 )- 災害発生後、何時間で操業を再開できるかの目標値。なお「操業再開」はRLOが事前に定められた値以上になることとして定義する。 必要に応じて以下の指標も定義する。 RLO(Recovery Level Objective:目標復旧レベル) どのレベルの操業度まで復旧できるかの目標値。災害発生時からの経過時間の関数として表される。 MTPD(Maximum Tolerable Period of Disruption: 最大許容停止時間(英語版) ) 操業停止時間を何時間以下に抑えるかの目標値。なお「操業停止」はRLOが事前に定められた許容限界を下回る事として定義する。
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