廃止前後の動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 16:01 UTC 版)
三木鉄道が2007年7月に始めた休日限定の列車の貸切プランが好調で、車内でブッシュドノエルを作る列車や、廃止を惜しむ鉄道ファンによるイベント列車が報道された。また、三木駅ではDVDや写真集、せんべい、チョロQなども販売された。 2008年3月1日より、「Thanks ありがとう三木鉄道 1916-2008」と書かれた惜別ヘッドマークが、所属するミキ300形全車両に掲出されていた。また、同年3月29日から31日は、名残を惜しむ鉄道ファンや沿線住民が大量に乗車することによる混雑が予想されたため、警備員70人体制で備えた。 同月31日の営業最終日は平日にもかかわらず、初発列車から満員状態になったほか、15時には三木駅前にて三木高校吹奏楽部が「いい日旅立ち」などを演奏するといった惜別イベントも実施された。同日の22時52分、ミキ300-104を充当した営業最終列車が三木駅に9分遅れで到着したことをもって列車の運行を終了したのち、23時5分、乗客からの花束贈呈や鉄道部長の挨拶があり、24時をもって三木駅の扉が閉じられた。 廃線後、踏切は撤去され、線路内や三木駅内等に立ち入ることはできず、線路だけが残されていたが、2009年3月から線路の撤去作業が開始され、同年6月20日時点では約8割の作業が終了しているほか、宗佐駅、国包駅の撤去作業も完了した。
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