広瀬 直人とは? わかりやすく解説

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廣瀬直人

廣瀬直人の俳句

山々の藍重ねたる秋思かな
月光は川原伝ひに雛の家
正月の雪真清水の中に落つ
色惜しみつつ夜明けつつ黒葡萄
茄子苗を抱へて噂持ち歩く
 

廣瀬直人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 21:48 UTC 版)

廣瀬直人(ひろせ なおと、1929年5月16日 - 2018年3月1日[1])は、日本俳人

略歴

山梨県一宮町笛吹市)生まれ。本名は直瀬。東京高等師範学校を卒業。卒業後は郷里で高校教師として務める。祖父の影響で句作をはじめ、1948年「雲母」入会、飯田蛇笏に師事。1961年「雲母」同人、1968年第4回山蘆賞受賞。蛇笏の没後は飯田龍太に師事。1992年「雲母」廃刊、翌年その後継誌として「白露」を創刊・主宰。一貫して自然と生活を主題として句作し、2008年には句集『風の空』で第43回蛇笏賞、第1回小野市詩歌文学賞を受賞した。また福田甲子雄とともに『飯田龍太全集』(2005年、角川書店)を監修している。肺炎のため死去、88歳だった。

著書

  • 『日の鳥 句集』牧羊社 現代俳句選集 1977 のち邑書林句集文庫
  • 『飯田竜太の俳句』花神社 1985
  • 『俳句実作入門』富士見書房 1993
  • 『広瀬直人 花神コレクション 俳句』花神社 1994
  • 『飯田龍太の風土』花神社 1998
  • 『より深い作句をめざして 俳句上達講座』朝日新聞社 2001
  • 『矢竹 句集』花神社 2002
  • 『遍照 句集』2004 ウエップ俳句新書
  • 『作句の現場 蛇笏に学ぶ作句法』角川学芸出版 2007
  • 『風の空 句集』角川書店 2008
  • 『廣瀬直人の折々の秀句』ウエップ 2008
  • 『視野遠近』ウエップ 2011
  • 『廣瀬直人全句集』角川文化振興財団 2020

共編著

  • 『旅の季寄せ』秋、夏、秋、冬 黒田杏子共編 日本交通公社出版事業局 1986
  • 『季語と切字と定型と』編 角川書店 1996 俳句実作入門講座
  • 『飯田龍太の時代 山盧永訣』齋藤愼爾,宗田安正と責任編集 思潮社 2007 現代詩手帖特集版
  • 『山のこゑ 飯田龍太精選句集』編 2010 ふらんす堂文庫

参考文献

  • 金子兜太編 『現代の俳人101』 新書館、2004年
  • 坂口昌弘著『平成俳句の好敵手』文學の森
  • 廣瀬直人 『視野遠近』 ウエップ、2011年

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