平尾貴四男

ピティナ・ピアノ作曲家事典

平尾 貴四男

【英】：Hirao, Kishio

[日本]  1907～1953

2006年8月 執筆者： 須藤　英子

東京生まれ。17歳より大沼哲に作曲を学ぶ。1930年慶應義塾大学卒業。翌31年フランスに渡り、スコラ・カントルム及びセザール・フランク音楽学校でリオンクールらに師事。35年に帰国後、新交響楽団（現N響）邦人作品コンクール他にて受賞歴を重ねる他、放送の仕事も多くこなす。戦後48年、安部幸明、高田三郎らと「地人会」を結成。室内楽作品を発表する。フランス近代の書法と日本の伝統的旋法を融合させた品格あるその作風は、唯一のピアノ独奏曲《ピアノ・ソナタ》にも現れている。53年、45歳の若さで他界した。

ピアノ独奏曲

作曲年代順  [ピアノ独奏曲]

ピアノ・ソナタ／ 1948

管弦楽とピアノ

作曲年代順  [管弦楽とピアノ]

交響的断章／ 1935