平坂電気
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「中部電力 (1930-1937)」の記事における「平坂電気」の解説
碧海電気区域に近い幡豆郡西部でも岡崎電灯から独立した電気事業が起業された。平坂(へいさか)電気株式会社という会社であり、1912年9月16日、幡豆郡内の資産家が出資し設立。所在地は幡豆郡平坂村大字平坂142番戸(現・西尾市平坂町)で、役員には平坂村の中村平左衛門(取締役)ら主として幡豆郡内の人物が名を連ねた。設立時の資本金は5万円である。 平坂電気は翌1913年(大正2年)4月5日に供給を開始し、20日には開業式を挙行した。供給区域は平坂村と隣接する寺津村(現・西尾市)の2村。碧海電気と同様、吸入ガス機関を原動機とする出力20.9kWの平坂発電所を平坂村大字楠村に設置していたが(発電所廃止時期不詳)、1919年末時点では岡崎電灯からの受電30kWのみを電源とする。また1919年1月に10万円の増資を決議している。 碧海電気に続き1922年(大正11年)1月30日付で岡崎電灯へ合併され、解散した。
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