帽子またはヘルメット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 17:45 UTC 版)
「アルペンスキー」の記事における「帽子またはヘルメット」の解説
一般のスキーヤーでは無帽の者も珍しくないが、転倒したところへ他のスキーヤーが衝突し、エッジで頭を切ったり衝突時の衝撃を受ける等で頭部から出血する事もあるため、怪我の予防から帽子をかぶる事が望ましいが、なるべくならヘルメットを着用する事が、後述する点からも特に望まれている。 一般的に、海外からのスキーヤーに比べ、日本のスキーヤーのヘルメット着用率は低く、欧米における一般スキーヤー着用率が80%と言われているのに対し、日本におけるスキーヤーの事故発生受傷時のヘルメット着用率は37%となっており、前述のゴーグル同様にSAJでは一般のスキーヤーに対してヘルメットの着用を勧めている。アルペンスキー用のヘルメット規格は、SAJがFISに準じて「CE EN1077」または「ASTM F2040」が推奨されている。前述した安全面からのSAJ等によるヘルメット推奨の理由から、これまでもSAJスキー指導員・準指導員やその検定受検者等は安全方針を認識している事もあり、ヘルメット着用率は高い。ヘルメット使用者はいずれの場合でも、サイズがフィットする物でゴーグルと相性が良いものを選ぶのが良く、使用前の点検は欠かせない。 スキー用に限らず全てのヘルメットに言える事だが、一度でも衝撃を受けたヘルメットは衝撃吸収力が損なわれている事から使用しない方が良い。また、安全上分解・切削・加工等の改造を行ってはならない。
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