帝政期におけるプロコンスルとは? わかりやすく解説

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帝政期におけるプロコンスル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 13:51 UTC 版)

プロコンスル」の記事における「帝政期におけるプロコンスル」の解説

帝政期に入ると、皇帝プロコンスルとして大きな権限持った皇帝特例的かつ永続的に皇帝属州呼ばれる属州すべてについてプロコンスル権限を持つことが、元老院承認得て合法的に認められていた。皇帝属州には一般的に1個以上のローマ軍団駐留しており、皇帝は自らの属州統治するために、軍団長総督任命して派遣した。なお、皇帝プロコンスル権限のほか、軍事的な支配権インペリウム)・護民官特権元老院第一人者プリンケプス)など、帝政裏付けるさまざまな権限併せ持っていた。 執政官務めた者は法律上依然として共和政長官とはいえ現実政治力失ったが、それでもプロコンスルとして元老院属州呼ばれる属州一つ総督になることができた。5世紀初頭帝国訴訟に関する文献ノティティア・ディグニタトゥム』にも、3人のプロコンスルについて記録がある。そこでは、複数属州統括する管区 (Roman diocese) の代理官 (vicarius) よりも権限あるよう記載されている。なお、プロプラエトルについては、記載がまったくなくなっている。 プロコンスル総督となった属州元老院属州)は次のとおり。 アカエア現在のギリシアペロポネソス半島区域 アフリカ現在のアルジェリアおよびチュニジア北部カルタゴアシア現在の小アジアアナトリア半島 クレタ・キュレナイカ:クレタ島およびリビア北部 ガリア・ナルボネンシス現在の南フランスラングドックプロヴァンス区域 ヒスパニア・バエティカ現在のスペインアンダルシア州地方 マケドニア北部ギリシアマケドニアテッサリア近郊 ポントゥスビティニア小アジア黒海南岸区シチリア現在のシチリア島

※この「帝政期におけるプロコンスル」の解説は、「プロコンスル」の解説の一部です。
「帝政期におけるプロコンスル」を含む「プロコンスル」の記事については、「プロコンスル」の概要を参照ください。

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