帝政初期の建築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/09 20:17 UTC 版)
ローマ帝政時代になると、ローマ建築の最大のパトロンは皇帝となるが、元老院議員や属州総督、都市参事会員などの有力市民層による公共建築の建設も活発であった。帝政初期までに、ローマ建築の中にヘレニズム建築は完全に浸透し、アウグストゥス統治下において大理石による仕上げを用いることで成熟していった。同時にローマ建築は保守的傾向を強く示すことになるが、一方で、ローマ大火の後にネロ帝が建設したドムス・アウレアや、ドミティアヌス帝のドムス・アウグスターナでは、ローマ建築に新しい造形が導入された。
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