市民科学者の参加
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 09:06 UTC 版)
「ケプラー (探査機)」の記事における「市民科学者の参加」の解説
2010年12月以降、ケプラーミッションのデータはプラネットハンターズプロジェクトに使用されている。これにより、ボランティアはケプラー画像の光度曲線でトランジットイベントを探し、コンピューターアルゴリズムが見逃す可能性のある惑星を特定できる。2011年6月までに、以前はケプラーチームによって認識されていなかった69個の潜在的な惑星候補を発見した。チームは、そのような惑星を見つけたアマチュアを公に信用する計画を持っている。 2012年1月、BBCプログラムのStargazing Liveは、Planethunters.orgのデータを分析して新しい太陽系外惑星の可能性を探るボランティアを募集した。これにより、2人のアマチュア天文学者(1人はイギリスのピーターバラにいる)が、Threapleton Holmes Bと言う名称の新しい海王星サイズの太陽系外惑星を発見した。1月下旬までに他の10万人のボランティアも探索に従事し、2012年初頭までに100万を超えるケプラー画像を分析した。そのような太陽系外惑星の1つであるPH1b(またはケプラー指定ではケプラー64b)は2012年に発見された。2番目の太陽系外惑星PH2b(ケプラー86b)は2013年に発見された。 2017年4月、BBCの「Stargazing Live」のバリエーションであるABCの「StargazingLive」がズーニバースプロジェクト「Exoplanet Explorers」を立ち上げた。Planethunters.orgがアーカイブされたデータを処理している間、Exoplanet ExplorersはK2ミッションからダウンリンクされたデータを使用した。プロジェクトの初日に、簡単な試験に合格した184個のトランジット候補が特定された。2日目に、研究チームは、後にK2-138と名付けられた、太陽のような恒星と4つのスーパー・アースが互いに狭い軌道にある星系を確認した。ボランティアは90個の太陽系外惑星候補を特定するのをサポートした。新しい星系の発見に貢献した市民科学者は、出版時に研究論文に共著者として追加される。
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