市営化後の推移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 05:32 UTC 版)
市営化後、京都電気鉄道が保有していた車両は、市が保有していた1形電車と区別するため、「狭軌用」のnarrow(狭い)の頭文字をとったNが車番に付され、「N電」と呼ばれるようになった。また市営化後、市営路線と重複する区間の整理、狭軌路線の標準軌への拡幅が順次行われ、堀川線(北野線)を除いて昭和初期までに完了した。なお堀川線は狭軌で残り、最後までポール集電の2軸単車(京都市交通局狭軌1形電車)が使用されたことから、市民や鉄道ファンから京都電気鉄道の名残を残す区間とみなされ、人気を集めた事もあった。 市営化後、堀川線は1961年(昭和36年)8月1日、最初に開業した伏見線は1970年(昭和45年)4月1日、そして最後に残って河原町線に組み込まれた区間も市電全廃と同じ1978年(昭和53年)10月1日にそれぞれ廃線となっている。 なお、路線についての詳細は「京都市電」を、また京電から市電に引き継がれた車両についての詳細は「京都市交通局狭軌1形電車」を参照のこと。
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