市営化と電化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 16:34 UTC 版)
「トラム (アムステルダム)」の記事における「市営化と電化」の解説
1900年1月1日、アムステルダム市はAOMを買収し、アムステルダム市営トラム(GTA = Gemeentetram Amsterdam)が発足した。AOMから客車242両、馬758頭、建物15棟が引き継がれた。市営化の直後から軌道の電化が行なわれ、同時にAOMで使われていた1422mmの軌間は1435mm(標準軌)に改軌された。1906年までに12の系統(1~11および13)が電化され、229両の電動車が投入された。馬車軌道の客車は付随車に改造された。最後まで馬車軌道として残った12系統(Nassauplein - Sloterdijk)も1916年に電化された。 1921年にアムステルダム市は隣接するスローテン(Sloten)と合併したが、ここには馬車軌道が残っていた。市営トラムはこの路線を馬の代わりにバスの車両が軌道上の客車を牽引する「バストラム(bustram)」として運行し、1925年には完全にバスに転換した。 1906年には運転士や車掌らにより、オーケストラ楽団「アムステルダム・トラムハーモニー(Amsterdamse Tramharmonie)」が結成された。これはアマチュア楽団として現在も存続している。
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