市営ガス事業の発足
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 10:21 UTC 版)
かつて、宮城県中央部(現在の仙台市都心部および旧宮城郡エリア)では「仙台瓦斯株式会社」という民間企業がガス事業を行っていたが、第二次世界大戦中の1941年(昭和16年)に陸軍からの「兵器工場へのガス供給」の要請を受けた仙台市が買収・公有化した。鉄道国有法や改正陸運統制令に基づく戦時買収私鉄のように、全国規模で強制的に実施された命令ではなかったことから、現在も全国各地で一貫して株式会社形態(東京ガス、大阪ガスなど)をとる事業者が大半を占め、宮城県内でも仙台市と気仙沼市以外では同様の形態である。 仙台市ガス局は公営企業である数少ないガス事業者であり、政令指定都市でもこのような形態を取るのは仙台市のみである。なお、県庁所在地で他にガス局(水道など他の公営事業との兼業でない独立部局として)を設けている都市としては松江市が運営する松江市ガス局が該当する。
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