市営バス「新城線」との競合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 06:28 UTC 版)
「弘南バス青森営業所」の記事における「市営バス「新城線」との競合」の解説
青森市西部の新城地区と市中心部を結ぶ青森市営バス「新城線」は、ベッドタウン化により乗客数が増し、市内有数のドル箱路線となっていた。しかし、並行する弘南バスの利用者数は伸びていなかった。青森市営バス「新城線」は西部営業所(現:西部市民センター)までの運行であったため、弘南バスはそれより西にある雪印乳業青森工場の従業員や戸門集落の住民をターゲットに、古川 - 県庁前 - 市役所前間(国道経由)の路線免許を取得し、朝・夕の通勤時間帯に「戸門線」「雪印線」を新設した。それに対し、青森市営バスも「新城線」の一部を雪印工場前・戸門まで延長したため、結局は大きな変化がなかった。 2003年に青森市営バスがほとんどの路線で減便に踏み切り、ドル箱路線である「新城線」も一律に減便対象となった。同時期に弘南バスは末端区間での利用が芳しくない「戸門線」を廃止し、運行本数を大幅に増便した「新城線」の運行を開始した。しかし、利用状況は依然として厳しく、2006年4月に一部の便で土・日曜・祝日の運休便を設定、2008年4月に平日で半減、日曜・祝日に至っては3分の1とする減便を実施した。その後も利用状況は好転することはなく、2009年8月に廃止へと追い込まれた。
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