巴里の女性とは? わかりやすく解説

巴里の女性

原題:A Woman of Paris
製作国:アメリカ
製作年:1923
配給:ユナイテッド支社配給
スタッフ
監督:Charles Chaplin チャールズ・チャップリン
原作:Charles Chaplin チャールズ・チャップリン
脚色:Charles Chaplin チャールズ・チャップリン
キャスト(役名
Edna Purviance エドナ・パーヴィアンス (Marie St. Clair
Adolphe Menjou アドルフ・マンジュウ (Pierre Revel
Carl Miller カール・ミラー (John Millet
Lydia Knott リディア・ノット (His Mother
Charles K. French チャールズ・K・フレンチ (His Father
Clarence H. Geldart クラレンス・H・ゲルダート (Marie's Father
Betty Morrissey ベティ・モリッシー (Fifi
Malvena Polo  (Paulette)
解説
チャールズ・チャップリンが自ら原作脚色監督をした社会劇で、チャップリン喜劇以外のこうした作品の手染めた第1回試みである。主役長い間喜劇対手役をしていたエドナ・パーヴィアンスで、「世界喝采」「風雲のゼンダ城」その他で売リ出しフランス生れ腕利きアドルフ・マンジュウ新進カール・ミラー等が対手演じている。チャップリンはこの1篇を通じてあるがまま人生の一相を示し女性の心の習作試みたのである今まで伝統的に用いられていた映画上のテクニックは、この映画においてチャップリン天才的手腕によって全て打ち破られパントマイム新し標準打ちたてられた。なんらの奇もない物語率直に力強くかつ大胆に表現したところに氏の成功があるのであろう
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
フランス片田舎物語である。マリーという乙女にはジョン・ミレエという恋人があった。娘の父が許さぬので、2人パリへ出奔しようとしたが、その晩ジョンの父急死したので約束の時間に彼は停車場来られなかった。これを誤解したマリー1人パリへ出てしまう。数年後の事である。彼女は今は富豪ピエールの寵を受け贅沢三昧の日を送っていたが、ある日偶然の事から昔の恋人ジョンに会う。ジョンは母と共にパリへ来て今は画家として貧しいながら平和な生活をしているのであった物質満足して愛なき生活に入っているマリーは、貧しくとも愛に満ちた彼と母との生活が羨まれた。2人の仲が再び温かく育まれ行こうとした時、母はマリー我が子の妻として喜ばなかった。老先短い母を喜ばせるために、ジョンは彼女と結婚しない心にもない誓いをしたのを、マリー図らずも立ち聞きした。せっかく新しい生活に入れると喜んだのも泡となったかと、彼女は再びジョン誤解して一度捨てようとした華やかな生活に帰ったジョンはこれを知って絶望彼女の目の前で自殺してしまった。彼の死骸前にひざまずいて涙に暮れるマリー見た時、母は初めて彼女の真意知った。そして、2人田舎引き移り貧し子供達為に平和な奉仕の生活に入る。

巴里の女性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 02:06 UTC 版)

巴里の女性』(パリのじょせい、A Woman of Paris)は、1923年公開の長編サイレント映画。監督、脚本、製作はチャールズ・チャップリン


  1. ^ 映画鑑賞記録サービス KINENOTE|キネマ旬報社”. www.kinenote.com. 2022年12月9日閲覧。
  2. ^ "TOP 10 Mejores películas para José Luis Guerín". El Hombre Martillo (スペイン語). Hombre Martillo. 2020年2月11日. 2024年1月6日閲覧
  3. ^ A Woman of Paris: A Drama of Fate - IMDb(英語). 2024年3月8日閲覧。


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