巡礼桜とは? わかりやすく解説

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巡礼桜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 13:58 UTC 版)

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巡礼桜
所在地 長野県長野市大字塩生甲
樹種 エドヒガン
管理者 長野市指定天然記念物
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巡礼桜(じゅんれいざくら)は、長野県長野市大字塩生(しょうぶ)甲にある巨樹一本桜)。塩生のエドヒガン(しょうぶのエドヒガン)として長野市指定天然記念物に指定されているほか、ながの百景の一つとしても選定されている。

地理・由来

長野市小田切地区の塩生集落南方にあるエドヒガン(アズマヒガン)で、小市の渡し(犀川渡し船)から戸隠に至るの途中にあることから巡礼桜の名が生じたといわれている[1]。高さ3メートル余りの枯から4本の株立ちしており、樹高18.2メートル、目通り周囲7.3メートルである[1]。枯株の大きさから、かつては目通り周囲8ないし9メートルの巨樹であって、それが滅びたのち、際から生えた新しいが現在の姿にまで成長したものと考えられている[1]。推定樹齢は700であるが、枯株の分を含めると約1500年に及ぶ[1]

1967年昭和42年)11月1日付けで長野市指定の天然記念物に指定されたほか[1]2014年平成26年)度にはながの百景の一つとして選定された[2]。桜の花は毎年4月中旬から下旬にかけて見頃となる[3]

樹勢については、既に老境にあるとの見方がある[1]。桜の木の至近を車道長野県道406号入山小市線)が通っており、根の周囲の土が自動車の往来によって踏み固められていることも、樹勢の衰えに拍車を掛けていると考えられている[1][4]

交通アクセス

「川後」バス停がある長野市役所小田切支所
小田切支所の地図
公共交通機関
JR長野電鉄長野駅の善光寺口から、アルピコ交通路線バス川中島バス)79 川後線に乗車し約30間、「川後」バス停で下車、のち徒歩20分間[5][6]。または長野駅からタクシーで20分間[3]
自家用自動車
上信越自動車道長野インターチェンジから13キロメートル、自動車で35分間。駐車場はない[3]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g 長野市「長野市文化財データベース 頭で感じる文化財 デジタル図鑑(頭感) 塩生のエドヒガン(巡礼桜)」より(2015年4月27日閲覧)。
  2. ^ 長野市「ながの百景が決定しました」より(2014年12月9日更新、2015年4月27日閲覧)。
  3. ^ a b c 信州・長野県観光協会「さわやか信州旅.net 巡礼桜(塩生のエドヒガン)」より(2015年4月27日閲覧)。
  4. ^ Mapion長野県長野市塩生甲の地図」より(2015年4月27日閲覧)。
  5. ^ ながの観光コンベンションビューロー「ながの観光net 長野の花だより」より(2015年4月27日閲覧)。
  6. ^ アルピコグループアクセス信州 【74】鬼無里線・【79】川後線」より(2015年4月27日閲覧)。

関連項目

外部リンク

座標: 北緯36度38分12.83秒 東経138度7分21.17秒 / 北緯36.6368972度 東経138.1225472度 / 36.6368972; 138.1225472




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