屁糞葛

デジタル大辞泉

へくそ‐かずら〔‐かづら〕【^×屁^×糞^▽葛】

読み方：へくそかずら

アカネ科の蔓性(つるせい)の多年草。草やぶに生え、全体に悪臭がある。葉は卵形で先がとがり、対生。夏、筒状で先が5裂した花をつけ、灰白色で内側が赤紫色をしている。実は丸く、黄褐色。やいとばな。さおとめばな。くそかずら。

薬用植物一覧

ヘクソカズラ

科名： アカネ科 別名： ヤイトバナ 生薬名： ケイシトウ（鶏屎藤） 漢字表記： 屁糞葛 原産： 日本、中国、東南アジア 用途： 生の葉を揉むと悪臭が出るので、この名がついたようです。黄熟した果実を荒れた手に用いたのは、山仕事をする人々の長年の経験によるものです。 学名： Paederia scandens Merrill

植物図鑑

へくそかずら (屁糞葛)

●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。日当たりのよい藪や草地に生え、ほかの草木に絡まって伸びます。葉は楕円形または長卵形で、対生します。８月から９月ごろ、葉腋から短い集散花序をだし、灰白色の花を咲かせます。咽と内側は紅紫色です。葉を揉むと独特の臭気があります。花を水に浮かべたかたちから「サオトメバナ（早乙女花）」、花の真ん中がお灸のあとに似ていることから「ヤイトバナ（灸花）」とも呼ばれます。
●アカネ科ヘクソカズラ属の多年草で、学名は Paederia scandens。英名はありません。

アカネのほかの用語一覧

フタバムグラ：	磯馴葎  麻疹草
ブルケリア：	バーチェリア
ヘクソカズラ：	屁糞葛
ベニマツリ：	紅茉莉
ペンタス：	ペンタス
ホフマニア：	ホフマニア・ギースブレヒティー

>>ヘクソカズラカテゴリの他の用語

植物名辞典

屁糞葛

読み方：ヘクソカズラ（ｈｅｋｕｓｏｋａｚｕｒａ）

アカネ科のつる性多年草、薬用植物

学名 Paederia scandens

季語・季題辞典

屁糞葛

読み方：ヘクソカズラ（ｈｅｋｕｓｏｋａｚｕｒａ）

灸花の別称

季節 夏

分類 植物

Weblio日本語例文用例辞書

「屁糞葛」の例文・使い方・用例・文例

• 屁糞葛という植物