尿白血球
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 04:50 UTC 版)
「尿中一般物質定性半定量検査」の記事における「尿白血球」の解説
尿中の好中球(と単球)のエステラーゼを検出する検査。リンパ球や好酸球は検出できないのに留意する。また、白血球尿がなくとも尿路感染は否定はできない。尿白血球試験紙の感度は、白血球 10-25個/μL、尿沈渣にして5-15個/hpf(強拡大)である。 尿白血球が陽性となる場合尿白血球が偽陽性となる場合尿白血球が偽陰性となる場合尿路の炎症 尿路近傍臓器の膿瘍の穿通 膣分泌液の混入 着色尿 低比重尿・アルカリ尿 ホルマリン含有尿 試験紙の劣化 高濃度のブドウ糖(SGLT2阻害薬を内服時等)や蓚酸 タンパク尿(500mg/dL以上) 高濃度のホウ酸 高比重尿 好中球以外の白血球(好酸球やリンパ球) 薬剤の影響(ゲンタマイシン、セファロスポリン、テトラサイクリン) 強力な酸化剤(洗剤) 長時間の放置
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