小笠懸(こかさがけ・おがさがけ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 00:51 UTC 版)
「笠懸」の記事における「小笠懸(こかさがけ・おがさがけ)」の解説
遠笠掛を射た後に馬場を逆走して射る。的は一辺が四寸から八寸程度(約12cm - 24cm)四方の木製板を竹棹に挟み、「埒」から1杖前後(約2.3m)離れた所に立てる。地上から低くして置かれるため、遠笠懸と違い騎手からは足下に的が見える。矢は小さめの蟇目鏑を付けた矢を用いる。小さな的を射る所から「小笠懸」という。元久年間(1204-1205)以降次第に行われなくなり、堪能な者もいなくなったが、北条時宗は名手であったという(『吾妻鑑』弘長元年(1261年)4月25日条)。2001年のNHK大河ドラマ『北条時宗』では時宗・時輔兄弟が笠懸で競う場面が描かれた(第9話 - 第10話)。
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