小渋ダム・小渋湖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:50 UTC 版)
1949年(昭和24年)から小渋峡に小渋ダムを建設する計画があり、三六災害(1961年)を経て1963年(昭和38年)から建設省直轄工事として建設が行われた。これにともなって集落の移転があったほか、湖岸に県道59号が整備されて大鹿村奥地への交通の便が改善された。ダムは1969年(昭和44年)に完成し、生じたダム湖は小渋湖と命名された。 ダムは小渋川上流の土砂が天竜川へ流入するのを防ぐほか、水力発電、灌漑用水(小渋川一貫水路)の確保に利用されている。小渋ダムと同時期に建造された美和ダム(三峰川)は、特定多目的ダム法に基づくダムとしては第1号だった。近年はダム内への土砂の堆積が進んでいるため、ダムの内外に通じる水路トンネルを掘り、土砂の影響を避けて水利ができるように改良が行われている。 詳細は「小渋ダム」を参照 小渋ダムを出た小渋川は、そのまま西流して天竜川に注いでいる。天竜川への合流地点から3kmの区間は国土交通省・天竜川上流河川事務所の駒ヶ根出張所が管理をしているほか、全流域を小渋川砂防出張所で担当している。
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