小林の反論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/22 05:23 UTC 版)
この抗議に対して小林信彦は『小説新潮』10月号に「『ミート・ザ・ビートルズ』迷惑日誌」と題する文を発表し、そのなかで松村の無知を指摘するとともに、松村を名誉毀損で訴える可能性に言及し、特に以下の点について述べた。 小説中の、「私が行く初日は、前座がザ・ドリフターズなのよね」という部分について、松村はどのような理由からか、「前座は毎回同じ」と断言しているが、事実として、ザ・ドリフターズは5回公演のうちの2回しか出ていない。これはこのコンサートに関する基礎的な事実で、その時代に実際にコンサートに行った多くの人が知っていただろうし、今でも簡単にチェックできる。松村は細部に固執しているように見えるにもかかわらず、実際は根本的なことに無知なのではないか? 対談で述べた「芸人」というのは、アマチュアのミュージシャンを含めている。実際、商売としてやらなくても「あいつは芸人だ」と言うことがある。要は、事実として、音楽をやる系統が家族にあったということ。 実際に『ビートルズ武道館コンサート』のビデオは『小説新潮』編集部から受け取っている。「『ビートルズ武道館コンサート』のビデオさえも、チェックがされていないことは明白です」と一方的に書かれたのは名誉毀損にあたる。
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