尊称・敬称・異名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:28 UTC 版)
詳細は「十号」、「仏陀」、「如来」、および「釈迦如来」を参照 ブッダ(梵: बुद्ध buddha)は、「目覚める」を意味するブドゥ(梵: बुध् budh)に由来し、「目覚めた人」という意味である。もともとインドの宗教一般において、すぐれた修行者や聖者に対する呼称であったが、仏教で用いられ釈迦の尊称となった。このため、ゴータマ・ブッダともいう。漢訳の音写は仏陀、旧字体では佛陀であり、意訳は覚者である。仏陀の略称が仏であり、「仏教」や「仏像」などの用語はこの尊称に由来する。 釈迦の異名は多くあるが、その中でも十号がよく知られている。 タターガタ(梵: तथागत tathāgata)は、「そのように来た者」または「そのように行った者」を意味する釈迦の尊称である。音写は多陀阿伽度、意訳は如来であり、釈迦如来ともいう。またバガヴァント(英語版)(梵: भगवन्त् Bhagavant)は、世の中で最も尊い者を意味する釈迦の尊称であり、漢訳は世尊である。 仏教では、釈迦牟尼仏、釈迦牟尼如来、釈迦牟尼世尊としたり、またそれらを省略して、釈尊、牟尼、釈迦尊、仏様、お釈迦様と呼ぶ。
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