将来への課題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 22:30 UTC 版)
山間部の雲ケ畑地域では、2010年(平成22年)4月時点で、71世帯177人が暮らしている。 直面する課題は少子高齢化の急進と、さらなる人口減少が懸念されることにある。地域内に交番、郵便局や医療機関などの生活施設も、日用品を購入できる商業施設もなく、地域全体が市街化調整区域に指定されているため、若年層を始めとする住民の転出が目立つ反面、転入者を見込みづらい状況にある。 雲ケ畑小学校に通う児童は、1960年(昭和35年)には84人在籍していたが、2010年にはわずか5人に減少。次年度以降の小学校入学予定者がなく、雲ケ畑中学校でも2011年には在籍生徒がゼロになることから、中学校では2011年3月末、小学校は2012年3月末にそれぞれ廃校となった。。 森林面積1795haを有する雲ケ畑だが、林業専業世帯も数戸に減少している。林業の衰退により、山林荒廃、土砂流出や貯水力低下をも招きかねず、賀茂川に与える悪影響が懸念される。
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