将官4階級制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 19:53 UTC 版)
現在、一定規模以上の軍事力を保持している諸国は将官に4階級制を採る場合が多い。この場合は、一般的に大将、中将、少将、准将に区分される。 かつてのドイツ国防軍などでは、「上級大将」、「大将」、「中将」、「少将」に区分される。ドイツ連邦では政令でかつての、「上級大将」を大将、「大将」を中将、「中将」を少将、「少将」を准将に対応するものと定めている。また、この影響を受けたソ連軍、ロシア軍などでは「上級大将・大将・中将・少将」の4階級制を採っている。なお、その他にも4階級制を採っている国もある。(上級大将参照)。フランス革命方式によって陸軍および空軍の将官の階級を表現する国々では基本的に上から「軍将軍」、「軍団将軍」、「師団将軍」、「旅団将軍」と表現される。かつては上級大将、大将、中将、少将に対応するものとされていたが、NATO発足後は各国とすり合わせる関係上、大将、中将、少将、准将に対応するものと定められた。例外としてメキシコでは、「師団将軍」、「旅団将軍」をそれぞれ中将位、少将位とし、General brigadier を准将位としており、イタリア陸軍では「軍団将軍」の中で特定の補職にある者を大将位としている。NATO諸国でデンマークなど伝統的な3階級制であった国々は共同作戦における人事バランスから准将が新設されているが、その時期はまちまちで、一番遅いのはポルトガルの1999年である。
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