対人距離の分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 10:19 UTC 版)
「パーソナルスペース」の記事における「対人距離の分類」の解説
1966年、アメリカの文化人類学者のエドワード・T・ホールは、アメリカ東北部の大西洋沿岸地方出身の中流の成人の習性を観察した結果、対人距離を4つのゾーンに大別し、それらをさらに近接相と遠方相の2つに分類した。 その空間については、概ね次のとおりである。 類型概要近接相遠方相密接距離(英: intimate distance) ごく親しい人に許される空間。 0 - 15 cm抱きしめられる距離。 15 - 45 cm頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離。 個体距離(英: personal distance) 相手の表情が読み取れる空間。 45 - 75 cm相手を捕まえられる距離。 75 - 120 cm両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離。 社会距離(英: social distance) 相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間。 1.2 - 2 m知らない人同士が会話をしたり、商談をする場合に用いられる距離。 2 - 3.5 m公式な商談で用いられる距離。 公共距離(英: public distance) 複数の相手が見渡せる空間。 3.5 - 7 m2者の関係が個人的なものではなく、講演者と聴衆と言うような場合の距離。 7 m 以上一般人が社会的な要職にある人物と面会するような場合におかれる距離。
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