寺院の御輿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 08:10 UTC 版)
仏教の寺院が輿を持ち巡行することもある。ここでは意味合い的に「神輿」でなく「御輿」と表記する。 神仏習合が見られる御霊信仰や祇園信仰では、御霊会や祇園祭の際に御輿が用いられてきた。神仏分離令で神道神社と仏教寺院に分かれた後も、寺社ともに御輿が用いられている。密教や修験道の寺院の祭りの際にも御輿を用いる例が見られる。 三瀧山不動院(宮城県仙台市) - 夏の大祭の際、1980年に新造された御輿が用いられる。 塩野毘沙門堂(山形県米沢市)暴れ神輿と言われる。 熊野大社 (山形県南陽市)戦国時代 善光寺の本尊を奉じた上杉謙信の後継者である上杉景勝が越後ー会津ー米沢へ移動するのに使用した神輿が今も伝わっている。 瑞宝山慈恩寺 (山形県寒河江市)- 室町時代(1395年)の記録に、御輿をもって寺領を獲得した話が残る。 成田山新勝寺(千葉県成田市) - 成田祇園祭の際に御輿が用いられる。 大雄山最乗寺(神奈川県南足柄市)
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