寸法・規格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 05:57 UTC 版)
レンガの寸法は、職人が持ちやすい大きさで慣習もしくは規格によって統一されている場合が多い。国・地域・時代によって違いがあり、たとえば現在のアメリカでは203mm(8inch) x 102mm(4inch) x 57mm(2-1/4inch)、イギリスでは215mm(8-15/32inch) x 112.5mm(4-7/16inch) x 75mm(2-15/16inch)、日本では210mm x 100mm x 60mmのものが広く使われている(日本ではJIS規格が定められるまで、様々な寸法のレンガがあった)。この寸法を標準とし、各辺を1/2、1/4、3/4などの単純な分数倍したものを組み合わせて用いる。たとえば、日本で建築用に使われているものには以下のような寸法がある(単位:mm)。 全形(210 x 100 x 60) ようかん(210 x 50 x 60) 半ようかん(105 x 50 x 60) 半ます(105 x 100 x 60) さいころ(100 x 100 x 60) また、JIS(日本工業規格)には、以下のものが定められている。 普通レンガ(JIS R1250) 建築用レンガ(JIS A5213) 耐火レンガ(JIS R2204〜2206、JIS R2213) … 炉材として使われる。 ヨーロッパの規格 ヨーロッパの規格は、EN 772 にまとめられている。
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