ラックの耐環境性能評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 07:08 UTC 版)
「19インチラック」の記事における「ラックの耐環境性能評価」の解説
19インチラックとメトリックラックは耐環境性能を評価するための共通の規格をもつ。これはIEC SC48Dで開発されたもので、主要なものは以下のとおりである。また、それぞれの対応JIS規格も発行されている。 耐環境試験規格 IEC 61587-1 Ed4 2016 (Mechanical structures for electronic equipment – Tests for IEC 60917 and IEC 60297 series – Part 1: Environmental requirements, test set-up and safety aspects for cabinets, racks, subracks and chassis under indoor condition use and transportation) 対応JIS規格:JIS C 6011-1: 2015(電子装置用きょう体の試験方法-第1部: 屋内設置のキャビネット,ラック,サブラック及びシャシの耐環境性能の試験及び安全性の評価) 耐震試験規格 IEC 61587-2 Ed 2.0 2011 (Mechanical structures for electronic equipment- Tests for IEC 60917 and 60297 - Part 2: Seismic tests for cabinets and racks) 対応JIS規格:JIS C 6011-2: 2015(電子装置用きょう体の試験方法-第2部: キャビネット及びラックの耐震試験方法) 電磁シールド性能評価試験規格 IEC 61587-3 Ed 2.0 2013 (Mechanical structures for electronic equipment-Tests for IEC 60917and IEC 60297-Part 3: Electromagnetic shielding performance tests for cabinets and subracks) 対応JIS規格:JIS C 6011-3: 2015(電子装置用きょう体の試験方法-第3部: キャビネット及びサブラックの電磁シールド性能試験方法) ラック及びキャビネットは、専業メーカーによって市場に供給されるのが一般的である。メーカーは先に述べた寸法規格やこれらの耐環境評価のための規格を参照して仕様を決定し、メーカーの標準品として市場に供給することができる。ユーザーは、寸法規格や耐環境評価のための規格を確認して、市場に供給されている標準ラックおよびキャビネットから適切な機種を選定して使用することができる。
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