家鴨

隠語大辞典

家鴨

読み方：あひる

1. 失職者。又は失職して無経験の職業をなしてゐる事、又肥満した下女を云ふ。
2. ①制服巡査のこと。②失職者。又は失職して無経験の職業をしていること。③又肥満した下女のこと。

家鴨

読み方：あひる

1. 制服巡査。〔第二類　人物風俗〕
2. 制服巡査のことを云ふ。〔犯罪語〕
3. 〔犯〕制服巡査のこと。「ガチヤ」「カラス」等に同じ。
4. 制服巡査を云ふ。
5. 制服巡査。小笠原　不良博徒仲間。
6. 〔不〕制服巡査のこと。家鴨のようにヨチヨチ巡回して来る意。
7. 制服巡査。〔一般犯罪〕
8. 制服巡査。〔掏摸〕
9. 制服巡査。戦前の佩剣をした歩行姿を揶揄したもの。〔不〕

分類 不、不良、不良博徒仲間、掏摸、犯、犯罪、犯罪語

家鴨

読み方：あひる

1. 密売婦の一名。昔上総国畦蒜（アヒル）郡の女江戸に来りて淫を船頭などに鬻ぎたればいふと。
2. 密淫売をする女のことをいふ。〔情事語〕
3. 〔情〕売笑婦のこと。尻を振つて歩くといふ意味。又私娼の異名として徳川時代よりの文献にも見ゆ。
4. 淫売娘のことをいふ。
5. 密売淫婦（昔上州の畦蒜地方の女が江戸で売淫行為をせしより売淫婦の事をかく云ふ）。
6. 密売婦のこと。昔上州畦蒜（アヒル）地方の女江戸に来り、淫を船頭などに鬻いだから、この名があるとも云はれて居る。
7. 淫売婦、昔上州の畦蒜地方の女が江戸で売淫行為をしたことから。

分類 俗語、情、情事語

家鴨

読み方：あひる

1. 生徒の通学簿に記入されたる学科の成績が乙であることをいふ。乙の字は家鴨の形に似て居るからいつたもの。又は鴛鴦ともいふ。

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