実際の兵器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 08:03 UTC 版)
1910年に発見されたノイマン効果はモンローの改良を経て実用化への道を歩む。まずはコンクリートトーチカを破壊するための工兵資材としての運用が試みられた。 第一次世界大戦で登場した戦車の装甲が一般の榴弾や対戦車ライフルで手に負えない存在になると、成型炸薬弾を低初速の砲から発射したり、吸着地雷などとして対戦車戦闘に利用されるようになる。特にバズーカやPIATのような簡易な発射装置でも対戦車戦闘が可能になったのは歩兵の対戦車能力を飛躍的に向上させることになった。 ただし成型炸薬の原理上大きな弾頭直径が必要不可欠であるため、口径の小さな銃砲で用いるには外装式の擲弾銃を用いる必要があり、のちにパンツァーファウスト、RPG-7のような形式に発展した。
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