実在の斬鉄剣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/07 22:25 UTC 版)
刀匠、小林康宏(初代小林 林および二代小林直紀)が作刀した日本刀のうち、極めて強度の高い複数の作品を、居合道家がその強靱さを讃えてこのように呼んだ。 ただし、日本刀については、粗悪に作られたものでなければ細い鉄筋程度は容易に両断できる。細かく言えば、鉄の中でも硬いものは炭素が一定量以上含有された鋼であり、鋼製の刀剣を使うならば低炭素の軟鋼を切断することは不可能ではない。 実際に、刀の性能を試す(あるいは、示す)ために、鉄兜を試し斬りすることもしばしば行われた(天覧兜割りにおける同田貫を用いた榊原健吉の逸話が有名)。こうした「甲切り」と称される刀の他にも、「鉄砲切り」と称される刀も存在し、鎌倉一文字 助真作の大脇差「鉄砲切 助真(てっぽうきり すけざね)」は上杉謙信が相手の構えていた鉄砲を切ったために名付けられたという由来がある。
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