宗教書・スピリチュアリズム関係書
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 13:38 UTC 版)
「潮文社」の記事における「宗教書・スピリチュアリズム関係書」の解説
宗教関連の本は多かった。しかし潮文社としては、一宗一派にこだわったり、それらを押し付けるのではなく、読者自身が考えるための手助けをさせてもらう、という姿勢であった。小島正自身が仏教的世界観をベースに持っていたこともあり、仏教、特に禅関係の本は多かったが、キリスト教系や神道系の本も何冊も出している。また、メジャーではない宗教または宗教的思想についても、小島正や編集部がその時点における紹介意義があると判断した場合、書籍にしていた。潮文社によって紹介された宗教家や思想家の中には、後に方向性や表現内容において潮文社側の思いとの違いが顕在化し出したケースもあった。 近藤千雄や浅野和三郎などによるスピリチュアリズムの書籍にも力を入れた。潮文社のスピリチュアリズム関係の書籍に挿入されていた目録には、「人間的霊性の開花のために」と書かれていた。モーリス・バーバネルを介して得られたシルバーバーチ による霊訓は、世界三大霊訓の一つとされる。近藤千雄によるその翻訳『シルバー・バーチの霊訓』シリーズ12冊は、日本にけるスピリチュアリズム関連書籍の中での金字塔と言える。このシリーズは、多くの思想家や宗教家を含む様々な立場の人たちから、宗教・宗派などの枠を越えて、人生哲学として、また精神世界の道しるべとしても支持され続けている。『シルバー・バーチの霊訓』の翻訳出版により、特に日本においては、スピリチュアリズム系の執筆者や彼らの書籍を出版する他の出版社にも大きな影響を与えた。
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