安藤動物園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 20:15 UTC 版)
明治20年(1887年)に帰郷すると、翌明治21年(1888年)に結婚。同じ年、渥美郡花田村西宿にて養豚業を起こし、豊橋に移駐した歩兵第18連隊に豚肉を納入するようになる。やがて、もともと動物好きだった政次郎が養豚場の一角で猿や鳥類を飼育しはじめ、それを近隣の人びとが見物するようになったのが、動物園の基礎となった。 明治32年(1899年)、豊橋駅前に個人経営の「安藤動物園」を創設した。政次郎はうさぎの着ぐるみを着て呼び込みをするなど変わった趣向で人々を楽しませ、駅前という立地条件も手伝って、安藤動物園は東海地方でも名が知られるようになる。 明治45年(1912年)、駅前の道路(広小路)の拡張により花田町守下(現・大橋通3丁目)に移転した。動物数約50種・250頭余り、敷地は約750坪に拡大し、近隣にある小学校の遠足の定番スポットとなった。また移動動物園も行っている。
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