安芸・備後の辻堂の習俗
名称: | 安芸・備後の辻堂の習俗 |
ふりがな: | あき・びんごのつじどうのしゅうぞく |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | |
選択年月日: | 1983.12.16(昭和58.12.16) |
都道府県(列記): | 広島県 |
市区町村(列記): | |
代表都道府県: | 広島県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 広島県下には、今日でも辻堂・お堂・四つ堂・休み堂・地蔵堂・薬師堂・観音堂・大師堂・阿弥陀堂などと呼ばれる吹き抜けないしは三方を板囲いした簡素な堂が備後の南部を中心にして、広く分布している。これらは旧道に沿った村里近くや峠などに建つものが少なくなく、地蔵尊、薬師如来像、弘法大師像、阿弥陀如来像などを安置する。かつては村人たちによって日常の社交親睦の場として利用されたり、講中によって勤行【ごんぎよう】がなされたり、盆供養が営まれた。また、道行く人の休憩所となり、旅人にお茶の振舞いがなされて信仰の場となってきた。 この地方の辻堂の習俗は庶民信仰の実態と推移を知る上で貴重なものであるが、今日では社会の変化に伴って衰滅しつつあるので記録保存するものである。なお、辻堂の習俗と同系のものは、昭和五十二年の土佐の辻堂の習俗ほか五件が選択済みである。 |
祭礼(信仰): | 塙の天祭 大和の野神行事 大畑のからかさ万灯 安芸・備後の辻堂の習俗 宍喰八坂神社の祗園祭 宮古のパーントゥ 尾張・三河の火鑚習俗 |
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