安政大地震の被害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 04:09 UTC 版)
安政大地震は、安政2年10月2日(1855年11月11日)に、東京湾北部を震源とした直下地震があり、古文書から越谷村では震度は5程度とされる。 この地震による越谷村で被害は、「江戸に近い越谷市越ヶ谷(越谷村)では「卯十一 月十二日快晴夜四ッ時近来稀成大地震、前蔵大瑕 (きず)二三ヶ所鉢巻平は少々出、頭蔵は四方鉢巻 平壁弐尺通り落、家根瓦難無、物置ひさし落」(『越谷市史』)があり、また、「私共村ゝ之儀 当月 二日夜地震ニ而 家毎ニ軒壁等震崩し 其外建具類 共殊之外破損多く 此上御鷹野御用ニ而御泊り等被 仰付候茂当分之内者差支勝与奉存候間此段御届可 申上候」(『埼玉県立図書館所蔵文書』)と、大間野村、越谷村、七左衛門村の名主から代官所へ報告されている。これらの文書から、越谷村では安政大地震による被害は大きくなかったとされている。
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