宇宙授業の実際
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/17 22:35 UTC 版)
スペースシャトルの場合には、スペースシャトル内にインターネットに接続できるパソコン等の設備があり、これを用いて交信できる場合と、NASAフライトセンター(ジョンソン宇宙センター)を経由して行える場合がある。高画質かつクリアな音声による宇宙授業の場合には、主として後者のフライトセンター経由で行う。現在のところ、インターネットでは、MPEG-3によるため、有る程度の画像品質の低下や音声が途切れるなどの問題があるためである。アメリカ航空宇宙局ジョンソン宇宙センターで運用しているTDRS(宇宙通信衛星)は、スペースシャトル搭載コンピュータの処理能力の都合により最大上りが1.5メガビット毎秒、下りが3.0メガビット毎秒である。インターネットに割り振っている帯域は、最大上りが128キロビット毎秒、下りは256キロビット毎秒である。そのような事情から、フライトセンター経由で行われる場合が多い。 スペースシャトルに搭乗した宇宙飛行士による宇宙授業は、日本・アメリカ合衆国等で実施。日本の場合には、毛利衛飛行士、野口聡一飛行士などが、既に実施。アメリカでは、最初の宇宙授業を予定していたミッションにおいて、コロンビアの事故が発生したため、現在「アトランティス」のミッションで実現できる見込み。
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