季節を表す言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:40 UTC 版)
沖縄には古くから季節の移り目に現れる雨・風を独特な言い回しで表現している。例えば、3月頃に東シナ海低気圧により吹き荒れる強風をニングァチカジマーイ(「2月(旧暦)の風廻り」)、梅雨明けの到来を告げるカーチーベー(夏至南風。この時期は南から強風が吹く。)、10月から11月の秋にはニーニシ(新北風。晩夏に吹く初めの北風)とタカヌシーバイ(鷹の小便。サシバの群れが沖縄へ越冬する時期で、北風の吹く日は小雨が降りやすい。)、12月下旬の寒波はトゥンジービーサ(冬至の寒さ)、2月頃の寒波はムーチービーサ(ムーチーといわれる月桃の葉に包んだ餅を旧暦12月8日(新暦の1月下旬 - 2月上旬)に作って食す習慣があることから。)など多くの言葉を生み出している。
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