字訓 (曖昧さ回避)
字訓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 16:43 UTC 版)
『字訓』(じくん)は、漢字を日本のことばの表記法として受容した時代の国語的状況を、古語辞典の形式でまとめようとしたもの。昭和62年(1987年)に刊行された。白川は、「日本人は漢字を音訓両用に使いこなし、それは同時に国字となった。国字と漢字を習合し、融会したところに国語が成り、その思惟の世界も、表現の世界も、その中に生まれた。『万葉集』、『日本書紀』、『古事記』の中にも、その表現のうちに苦闘する当時の精神のありかたが見える。そこに国語の出発点がある。その姿を見極めようと思って、私は『字訓』を書いた。(趣意)」と述べている。
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