子供屋とは? わかりやすく解説

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こども‐や【子供屋】

読み方:こどもや

江戸時代男色を売る歌舞伎子置いていた家。陰間(かげま)茶屋子供茶屋子供宿

「—の親方ども申し合はして日を定め」〈浮・禁短気・二〉

主に江戸深川で、遊女抱え置いた家。遊女置屋

「—から茶屋へ、あの客へは出されぬ、なぞと言って」〈洒・古契三娼


子供屋

読み方:こどもや

  1. 子供茶屋ともいふ、男色をひさぐ家、かげまぢやや(陰間茶屋)に同じ。転じて遊女屋をも称するに至る。
  2. 男色鬻ぐ美少年抱へて居る家のこと。即ち蔭間の居る家。〔情事語〕
  3. 男色鬻ぐ美少年抱へて居る家のこと。
  4. 〔俗〕男色をひさぐ蔭間の居る家。
  5. 男色鬻ぐ美少年抱えて居る蔭間茶屋の事を云ふ。
  6. 男色をひさぐ蔭間の居る家。
  7. 花柳界用語。男色をひさぐ美少年抱へてゐる家のこと。即ち、陰間のある家である。
  8. 男色を売る蔭間(男娼)をかかえている家のこと。

分類 情事語、花柳界

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子供屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/10 17:21 UTC 版)

子供屋(こどもや)は、江戸時代江戸深川の、遊女を置いた置屋である。

概略

深川の娼婦には、娼家にいて客の来るのを待つ伏玉(ふせだま)と、出先の茶屋からの迎えを受けて派出する呼出しの2種類あった。 後者は、その所属する子供屋に寄宿していた。 子供屋と出先の茶屋との関係は、一時期の吉原における置屋と揚屋の関係と同じであり、子供屋は娼婦を寄宿させるのみであり、ここに客を迎えることはない。 呼出しは茶屋と子供屋との往復に軽子(かるこ)という下女の送迎を受けた。 軽子は呼出しが茶屋に行くときに、夜具包を背負ってこれに従った。 式亭三馬の「船頭深話」には、「身仕舞をして今湯上りのうす化粧、艶色嬋娟とあたりをてらし、そもそも面うすくれなゐにして、洲崎の初日の出これがために光りを奪はれ、眉は見通しより望む安房上総の如く、眼すずやかにして月海上に澄めるに似たり、口元の可愛らしさ、につこりと笑ひながら白き歯を少しあらはしたる、蛤町の貝をふくみたるやと思ふ。せいかつかうすらりとして、少し中肉のおしたてよく、横顔自慢にすましたる目元は、米三粂三をごたまぜの張りあつて、つむりは値打のある鼈甲物の阿弥陀さし、衣裳付むらさき縮緬の無垢、下著は白ちりめん三つ重ねて、仕上おろしの儘でしつけの糸を取らずにおとなしく著こなし、鼠鈍子の帯ぐつと仇に結び、小杉の紙を紙入に巻て帯へ縦に挟み、白綸子の長襦袢、白ちりのゆもじにて、かけ守りの紐を見せるなどは、至つて嫌ひと見えて、五分もすかさぬこしらへ」とある。 これは子供屋から茶屋に呼ばれるおとまという呼出しを描いたくだりである。 洒落本「部屋三味線」には、天明年間頃の深川の子供屋の内部、そこにいるいわゆる子供の生活が描かれ、その描写はきわめて詳細なものである。 また、一陽斎豊国の「絵本時世粧」には、子供屋と彼女らの図がある。


子供屋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 09:45 UTC 版)

今昔百鬼拾遺 (小説シリーズ)」の記事における「子供屋」の解説

美由紀行きつけ駄菓子屋。元は餅屋だったが、先の戦争働き手失って餅を作れなくなり残った寡婦一人でできる商売として駄菓子屋開業した屋号開業以来のものをそのまま使っている。子供が汚すので店は汚いが、子供達が腹を壊さないよう衛生には気を使っているらしく、食べ物綺麗とのこと女学校近くにあるが、学生一人として寄りつかないため、甘味屋が苦手な美由紀にとっては秘密の場所である。

※この「子供屋」の解説は、「今昔百鬼拾遺 (小説シリーズ)」の解説の一部です。
「子供屋」を含む「今昔百鬼拾遺 (小説シリーズ)」の記事については、「今昔百鬼拾遺 (小説シリーズ)」の概要を参照ください。

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